こんばんは!暁月のフィナーレのアーリーアクセスが12/3に延期になったので愛用の紀行録とか利用して好きなシーンを振り返ってみてます。
漆黒といえば水晶公やエメトセルクが出てくるシーンが印象的ですが、「漆黒で一番好きなシーンは?」って聞かれたら多分「漆黒ラストで暁の血盟のメンバーと会話するところ!」って答えると思います。
カットシーンではないので愛用の紀行録では見返せないのが残念なところです…でもだからこそ印象に残っているのかもしれません。
エメトセルクが水晶公を攫ってアーモロートに立て籠もってて、今から乗り込もうという決戦前のシーンですね。
暁の血盟(それとリーンにも)のメンバー全員にクエストマークが付いていて、個別に話しかけないとストーリーが進みません。
サンクレッドさんに話しかけると、こう言うのです。
まったく、みんなして妙な重みをかけてくもんだ……。
まだ、これで終わりと決まったわけでもないだろうに。
引用:https://www.thirtyfive.info/
……だが、ときには、はっきり伝えておくべきこともあると、アム・アレーンで、お前が教えてくれたな。
だったら……俺も言っておこう。
ありがとう、
この一件に巻き込んでくれたおかげで、俺は今度こそ、彼女のために考え、選ぶことができた。
それが、俺の人生にとって、どれだけ意味のあることか……言い尽くせないほどに感謝している。
だから、お前が行くというならば、俺もそこに命をかけよう。
……たまには、背中のひとつも、預けてくれ。
ジーンと来ましたよね…
ぶっちゃけるとメインストーリーが漆黒に入るまでサンクレッドさんのことあんまり好きじゃなかったんです。
それまでは完全に仕事仲間という接し方だったし、サンクレッドさんもミンフィリアのこと以外はどうでもいいって感じでメンバーとは少し心の距離を置いてたように見えました。
漆黒に入ってからもリーンにツンツンしてて、サンクレッドの不器用な性格がいろいろと裏目に出てました。
でもミンフィリアとの別れやあらためてリーンと家族になるシーンを見たら「よかったね」と思わずにはいられなかったです。
その彼がヒカセンに見せた初めてのデレ。心に響かないはずはない。
初めてのデレっていう表現は語弊があるかもしれませんね。
サンクレッドさん的にはとっくにデレていたんだけどこっちが気づけていなかっただけなのね…ってことが分かったシーンだったと思います。
長文のフレーズですが、言葉の一つ一つが好きです。
まず、「まったく、みんなして妙な重みをかけてくもんだ……。まだ、これで終わりと決まったわけでもないだろうに。 」というフレーズから修羅場を1つくぐり抜けた大人の強さを感じます。
「この一件に巻き込んでくれたおかげで、俺は今度こそ、彼女のために考え、選ぶことができた。それが、俺の人生にとって、どれだけ意味のあることか……言い尽くせないほどに感謝している。 」
サンクレッドさんは生前のミンフィリアに何もしてやれなかった(と自分ではそう思っている)ことが一番心残りだったんですね~。
漆黒本編でミンフィリアの気持ちも聞くことができ、ミンフィリアの意思を受け継いだリーンを守る決意も固められて、やっとミンフィリアになにかしてやれたって実感が湧いたんでしょうね…
「 だから、お前が行くというならば、俺もそこに命をかけよう。」
「 ……たまには、背中のひとつも、預けてくれ。 」
いや普段背中預けてないのはお前のほうだろ!!お前こそ頼れよ!って思いましたねぇ…
このシーンで初めてサンクレッドさんと仲間になれた気がしました。
リーンはもちろんのこと、暁の血盟のメンバーもちゃんと家族のように大事に思っていてくれることが分かって本当に嬉しかったです!
不器用だった彼が人間的に成長して一皮むけた瞬間が見れて感動しました。
前は危なっかしい兄ちゃん(32)って感じだったのですが、今はすっかり頼れるお父さんポジションに収まっています。
このカットシーン以降、お父さんらしいシーンが増えていくのでサンクレッドさんの好感度がどんどん上がっていきます。
漆黒EDで泣いてしまったグラハを支えて歩いていく姿とか。あれ今のサンクレッドさんじゃなかったらできなかった行動だと思う!
石川夏子さん、本当に素晴らしいシナリオライターですね。キャラクターの心理描写がとても丁寧なので物語に没入できます。
サンクレッドさん、ミンフィリアとの別れやリーンの自立という人生のイベントをいくつかクリアしちゃってるので、暁月のフィナーレで少し死亡フラグが建っているようにも思うけれど、どうか死なないでほしい…
暁の血盟メンバーみんな好きだから、どうか全員揃ってラスボスを倒してほしいですねぇ。